盗用訴訟:朝日新聞のコラム、1回分は認定 東京地裁

 「朝日新聞のコラム『天声人語』が他人の文章を盗用していた」とする週刊新潮の記事で名誉を傷つけられたとして、朝日新聞社が出版元の新潮社に5000万円の賠償などを求めた訴訟で、東京地裁(中西茂裁判長)は17日、問題となった2回のコラムのうち1回分について「偶然に一致したとは思えないほど酷似しており、盗用と信じても無理がない」と指摘した。もう1回のコラムに関しては名誉棄損を認めて150万円の支払いを命じた。
 週刊新潮の昨年2月20日号は、01年8月8日と同10月27日の天声人語について「インターネットから盗用した」と報じた。
 判決は「本屋で立ち読みをしていると、なぜかトイレに行きたくなる」ことを取り上げた8月のコラムについて、「別人のコラムを盗用したと断定できないが、構成や表現内容が酷似していると評価するほかない数多くの共通点がある。盗用だと信じたことには理由がある」とした。「世界を100人の村に縮小するとどうなるか」をテーマにした10月のコラムについては「許可なく引用した面がないわけではないが、盗用とは言えない」と判断した。【渡辺暖】
 ▽松本正・朝日新聞社広報宣伝本部長の話 新潮社の法的責任を一部否定した判断には納得できない部分があり、控訴する。
 週刊新潮編集部の話 判決は天声人語の盗用をはっきり認定したので、その点は評価している。

 つまり、朝日新聞の名物コーナー「天声人語」で盗用があったとの疑惑を週刊新潮がすっぱ抜き、これに怒った朝日新聞側が裁判に訴えていたわけですね。それでその判決ですが要約すると
「一回は確かにぱくりと認める。もう一個のほうはぱくりとまではいかないから、新潮側は賠償金を払いなさい」
って内容です。つまり、裁判所は

朝日新聞が盗用したと言うことを認めています。

 一方、当の朝日新聞の記事です。もう内容張るのもめんどいので見出しだけでw一応リンクは張ってあります。