Symbian v9 発表 - 灯台下暗し -カッターナイフで恐竜を腑分けした記録-

 μITORONとの競合とかそんなに下層のレイヤーの開発に携わっているわけではないのでなんとも言えませんが、

WindowsUNIX のタスクスケジューリングは結果平等が基本で温情がききます。あるタスクが長い時間走っていると「次は他のタスクに回そうか」と気を利かせます。だからエンコの途中でもファイラーは反応して、双方「それなりに」動きます。それに対してリアルタイム OS は軍隊式です。プログラマは「優先度ベースのタスクスケジューリング」と呼びますが、一言で言えば「階級は絶対」です。タスクは全て事前に階級が決まっています。下士官が仕事をしていても上官が命令すれば必ず上官のタスクに切り替わります。それを強制的に止められるのはさらに上官だけです。下級兵士にはつらいですが、そうでなければ部隊が全滅します。それでも重要な戦線を落とすようなら将校の任命と兵站補給のミス、そういう世界です。

 この説明はすごくわかりやすくて良いと思いました。V9になるとこの階級がさらに厳しくなるんですよねぇ・・・。