「携帯上で動く簡易ファイラー作って。ちょっとくらいバグあってもいいから。来週中にお願い。あ、ちなみに残業禁止で」
 ・・・っとかいきなり何言っちゃってるの(?_?)まともにアプリ作ったことない新人に向かってファイラーとは高度ですよね。とりあえず一時間ほどでささっとUI作ったので明日見てもらう予定。(ちなみにファイルの読み出しに使うのでファイラーというよりディレクトリ構造ビューワー&ファイルセレクターと言うべきものです。それでもきついけど・・・)
 今日はP2Pについて書きます。といってもWinnyとかの話ではなくもっとまともな?P2Pの話です。HPを閲覧するとき、たまにすっごく重いサイトに出会うことありますよね。表示するまで何秒もかかったり、ときにはアクセスできないこともあります。これは貴方がアクセスしているHPのウェブサーバーにアクセスが集中していることが原因のひとつだったりします。超人気サイトだったり、動画をダウンロードするサイトだったり、「アクセスしてアンケートに答えてくれた人の中から抽選で○○名さまに××をプレゼント!」なんてやってるサイトにありがちです。とってもイライラしますね。
 それを解消するのにP2Pの技術を応用したCoralと呼ばれるサービスがあります。使い方はとっても簡単、アクセスしたいURLの後ろに
「.nyud.net:8090」
と入力してアクセスするだけ。これをつけるとウェブサーバーに直接アクセスするのではなく、そのウェブのキャッシュを持っているノードを探してそのノードのDNSが返ってきます。ブラウザ、OS等に一切依存しません。
 クライアント側がproxyサーバーを介するのではなく、ウェブサーバー側がproxyサーバーを介しているのだと考えればわかりやすいでしょうか?(あってるよね?w)
 ニューヨーク大学P2P技術研究の一環として行っているサービスですが、大きく広がればアクセスの集中するウェブサイトの負荷を相当軽減できることでしょう。普段のアクセスでいちいち文字列をURLに負荷するのは億劫ですが、人気サイトにリンクを張る場合や、人気サイトからリンクを張る場合(リンク先のウェブサーバーが高性能とは限らないので)などに利用できるでしょう。
 問題点は、セキュリティの関係上クッキーを利用することができない点です。やはり、クッキー情報を各ノードに共有させるのは恐ろしいですからねぇ。しかし、これを逆手にとってクッキーを利用したくないページにアクセスするときとかにも使えるかもしれません。将来的に巨大なネットワークキャッシュが世の中にあふれることになるのかも・・・。
 ふぁ、ねむ☆明日も忙しそうです。おやすみなさい。