待ちに待った参院選がやってまいりました。といっても開票は今夜からですので、夜の選挙速報を楽しみにしております。そこで、本日は今夜の選挙特番を少しでも楽しく見れるよう参院選のしくみについて少し書かせて頂きます。
 まず、選挙特番はどれをみるべきなのか!?まぁ、とりあえずNHKですね。当確はほとんど外さないし、どの政党よりってこともなく、面白みには欠けるかもしれませんが無難です。あと自分が見るのはテレ朝の「報道ステーション」。今回から古館さんになってどう変わったか観てみたい。久米さんは選挙をおもしろく伝えようと無理をしていた感がありましたが、今回はどうなるのか?少し野党よりの選挙報道が見れるかもしれません。あとは日テレの「NNN参院選“激選2004夏”」出口調査を一番大規模にやるのは毎回日テレなので、ここは早くから当確がバンバン出ますし(そして当確を一番外すのもココ)、選挙をすごくスピーディーなものとして伝えてますね。アナウンサーとかすごく忙しそう。主にこの三つをCM入るたびにチェンジしていく感じでいいのではないでしょうか。フジは今回の選挙はあんまりやる気なさそうだし、TBSもオールスターで力尽きるとみたw
 次に今回の選挙についての基礎知識。今回は参議院議員通常選挙です。参議院議席数242人ですが、半数ごとの改選となるので、今回争われる議席は121議席です。(このうち51議席自民党は獲りたいようです)今回は選挙区、比例代表合わせて320人の候補者がこの121議席を争うわけです。一般によくわからないと言う人が多いのが選挙方式の比例代表制です。選挙区の方は自分の住む選挙区の立候補者の中から自分の好きな候補に投票するだけなのでわかりやすいのですが、比例代表のほうはちと厄介です。まず、有権者は自分の好きな政党もしくは政党名簿に記載されている候補者の名前(選挙区は関係ない)を書いて投票します。集計時にはそれぞれの政党が得た票数と各候補者の得た票数をその候補者が所属する政党の票として足します。これが政党の持つ票数となります。この政党の得票数に応じて各政党の当選人数が決定します。各党は政党名簿に記載された候補者の得票の多い順に当選者を決定します。・・・なんともわかりにくいですね。とりあえず、自分の選挙区の好きな候補者に一票と自分の好きな政党もしくは自分の選挙区でなくても自分の好きな候補者に一票、計二票を投票することになるわけです。だから選挙区では落ちてしまっても、比例代表で復活当選とかいうことが多々あります。無所属の候補者は、比例代表で票を得ることができないので不利です。この制度は「自分の選挙区からは自分の支持する政党の立候補者がいない」といった有権者の意志を無駄にしないためのものなのですが、あまり良い制度ではないですね。それでも名簿順制のころよりはだいぶましですが。
 ちなみに上のほうでも出てきた当確(当選確実)は、

開票率が何%の時点で○○候補はこれだけの票を得ているから当確

とかいう明確な規定があるわけではなく、出口調査の結果や大雑把な計算(目で見て○○候補多いな。とか)で決めています。だから、開票開始後数十秒で当確が出たりするんですね(実際にはまだ投票箱も開けてないくらいの早さ)。各局とも同じ内容を放送することになるので、個性を出すのはゲストと当確のタイミングくらいですからどの局も必死です。
 最後に見所を

自民党は51議席取れるのか!?
民主党比例代表でどれだけ票を集められるのか!?

 これらのことを踏まえて、楽しく今夜の選挙特番をみましょうw