さて、本日取り上げるのは「es」(ASIN:B00007FVY3)全国公開はされなかったので、レンタルビデオ店などでも小さいとこだと置いてないかもしれません。以下ネタバレ。
 新聞広告で募集した被験者に「看守役」と「囚人役」の二つの役割を与え、実際に模擬刑務所内で生活させ、その心理変化を観察するという。実際にアメリカで行われた実験でおきた事件を元に映画化された今作。人間の理性はこうも簡単に崩壊してしまうのか!?徐々に残虐性を増していく「看守」とおとなしく従うだけの「囚人」。終盤では、研究所の人間に対しても「看守」は攻撃を加えていきます。
 観終わって正直疲れました。でも、出演者の演技はとてもリアルで臨場感満点。後半ちょっとやりすぎ感はありましたが、久々に重厚な映画を観たなって気がしました。ハッピーエンドとは程遠いので、ダメな人にはダメでしょうけどね。ドイツ映画を観たのはかなーり久々ですが、実は結構肌に合ってるかもしれない。ドイツ映画といえば、戦争ものかと思ってたんですけどねぇ・・・。
 なんだか映画館で映画が見たいですねぇ。「day after tommorrow」がいよいよ公開なので、見に行ってこようかな。