昨日の予想はズバリ当たりましたね。菅さんは辞任いたしました・・・。っていうかそれどころじゃないのはこのニュース!!!→(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040510-00001037-mai-soci)
 47氏タイーホです。いわずとしれたWINNYの開発者。それにしても、てっきりプロのSEかと思ってましたが、まさか東大助手だったとは・・・。著作権法違反ほう助容疑、つまり開発したソフトが違法行為に使われることを予想し、またその事実は認識した後も公開を止めずにバージョンアップを繰り返したことが逮捕の決め手となったようです。さっきまで2ch見てましたけど、ものすごい勢いでスレが伸びていてとても追いきれない。なんといってもユーザー数100万人を誇ったP2Pソフトでしたからねぇ。
 金子容疑者(47氏)も
「結果的に自分のやった行為が法律にぶつかってしまうので、逮捕されても仕方ありません」
と自分の罪を認める発言をしている。今後、WINNYの持つ暗号化アルゴリズムは完全に解読されてしまうと見ていいだろう。
 以前、このページでP2Pソフトの行く末について少し書いたが予想以上に早く、こうした動きが出てきた。しかし、音楽や映画などのエンターテイメント業界もP2Pソフトに眉をひそめるばかりでなく、ひとつの新たなビジネスモデルのヒントとみたらどうだろうか?例えば、一ヶ月の利用料金を設定して音楽を落とし放題にするサービスとか、プロバイダーを通じてダウンロード代金を徴収するとか、方法はまだまだありそうだ。いずれにしてもセキュリティの問題等がネックとなりそうだが、決して実現不可能ではないと思う。
 WINNY自体はサーバーを持つわけでもないので、現在でも利用可能だが、さすがに鯖でおおっぴらに公開するわけにもいかなくなってくるだろう。今回の逮捕でなにが一番大きいかというと、なんといっても

P2Pの利用者でなく製作者が逮捕された。

という点だ。これで、今後新たなP2Pソフトの開発を行おうという人には大きなけん制となる。包丁で殺人が起きた場合、殺人を犯した犯人は逮捕されるが、包丁を作った人は逮捕されない。しかし、拳銃は製造すること自体が罪になる。今回の事件で、WINNYは包丁から拳銃へと変わってしまった。
 自分の友人も何人か利用者がいたが、どうしていることやら・・・。
「自分が所持しているソフトは拳銃だ。だから、見つかれば当然逮捕される」
今後はそれくらいの覚悟を持って、くれぐれも気をつけて取り扱ってください。(一部京都新聞電子版より抜粋)