今日ちょっとしたことがあって他の研究室のPCを操作する機会があった。が、そこで思ったこと。
 「おせ〜!」
 もう本当に遅い。スペックはよくわからんがCDに焼いてきたファイルをコピーしようとしたら終了予想時間が160分とか表示されて倒れそうになった・・・。「やっぱりPCは最低でも4年位したら買い替えだよな」とか思っていてふと、自分が昔使っていたPCのことを思い出した。
 俺が生まれて初めて触れたPCはNECのPC-9801VXというマシンでデュアルCPUを採用した当時としては(現代でも?)異色のマシンだったと記憶している。いまだに実家でこのマシンを何に使っていたのかわからない・・・。実家は工場だったのでパンチャの読み取りにでも使っていたのかな?とにかく5インチのフロッピーに入ったインベーダーゲームをちょこっとやったくらいしか記憶にない。HDDなんてもちろんまだなかったし、CDドライブなんてとんでもなかった。
 んで、小学校5,6年くらいの時に親にせがんで買ってもらったのがPC9821-Cb(NEC)当時はまだパソコンといったらNECというほどこのPC98シリーズが圧倒的シェアを誇っていた。(っていうかそれ以外にもあるなんて知りませんでした・・。)
スペック

  ●CPU i486SX(33MHz) 
 ●メモリ 標準7.6MB、最大39.6MB 
 ●ウィンドウアクセラレータ CIRRUS LOGIC社製 GD5430 (VRAM:1MB) 
    本体に内蔵(ローカルバス接続) 
 ●ハードディスク 内蔵(210MB) 
 ●CD-ROM 内蔵(2倍速) 
 ●サウンド  PCM録音・再生機能、FM音源機能(86音源互換) 
 ●汎用拡張スロット 1スロット 
 ●FAXモデム専用スロット 1スロット(model 2Fは実装済み) 
 ●ディスプレイ 本体内蔵型15インチノーマルCRT
    640x400ドット、640x480ドットモード自動切り替え 
 ●本体外形寸法 355W) x 408(D) x 429(H) mm 
 ●本体重量(モデル名) 約21.0kg(2)、約21.2kg(2D)、約21.2kg(2F) 
 ●発売 1994年10月 

 たしかこのマシンだったと記憶しているがCDドライブは後で自分でつけた気がするし(たしか4倍速)、OSももちろんDOSを使っていたのでひょっとしたらちがったかも・・・。こいつにwindows3.1(FD40枚組みとかいうなめたソフト)を入れて少ないメモリをいかに有効に使うかというマイクロソフトのスパルタ教育を受けたのでした。このマシンは相当使い倒した記憶がある。今の自分の知識の基礎部分はこのマシンで学んだし、はじめてプログラミングに触れたのもこのマシンだった。
 わずか十年前のことだが当時は最高のマシンだった。が、今日腹を立てているマシンはその数十倍の性能を持つにもかかわらずこの始末・・・。PC業界の移り変わりは早すぎる。

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり・・・